2012年1月20日金曜日

それぞれのフォルテとピアノ

わたしのレッスンでは、曲に表現を付けていきましょう、ということになった時に
大まかに曲のことを理解するために、色鉛筆が登場します。
音の強弱を表す記号が、楽譜には書かれていて
forte(フォルテ)強く
piano(ピアノ)弱く
こんな記号です。

日本語で書かれているわけでもなく、音楽用語はイタリア語で書かれていますので
楽譜を読むのに慣れた方でないと
なかなか、心に訴えかけてくる感じにはなりにくいのです。

そこで、色を使ってフォルテとピアノを意識します。
12色の色鉛筆の中から「フォルテの色はどれ?」「ピアノは何色にする?」
と生徒さんに決めて貰います。

これがもう様々!!
色の組み合わせも限りなくあります。
ピンクがフォルテの生徒さん
ピンクがピアノの生徒さん

ひとりひとりの感覚なので、自分がグッときた感覚
コレ!というものでOKなのです。
当たり外れ、良い悪いはありません。

記号に色鉛筆でまるく囲んでいく作業の楽しそうなこと!

出来上がった楽譜を見て
「あ~意外とフォルテが多い」とか
「思ってた感じと違った」とか
それぞれ何かを発見していきます。

そして、白黒の楽譜に花が咲くような気もして
これから奏でられる音楽が、息づき始めたのを感じるのです。