2012年3月15日木曜日

好きは表現の始まり

わたしの教室では、だいたい年に1回発表会をします。

それとは別に「小さな音楽会」という
テーマを決めて行う会もしますので

年に2回くらいは、ステージに立ちます。

目標があると、やる気になるというのと

人前で弾くことに慣れること

達成感を味わってもらいたいため

大変かな~と思いつつ
やっていましたら・・・

発表会が終わったばかりなのに
「今度の発表会はいつ?」と
聞いてくる子が続出・・・

わたしが子供だった頃には
発表会が楽しいなんて思ったことは
一度もなかったのに^^;

いまの子供たちはステージを楽しめるのですね!

曲もなるべく どんな曲が弾きたいのか?
相談しながら決めるのですが


☆絶対に短調しか弾かない男の子
(理由はかっこいいから!)

☆速い曲が好きな子

☆優しい雰囲気のペダルを使った曲が良いという女の子

彼らが曲を自分自身で選ぶということを
繰り返していくうちに

自分の好みというものも、自覚するようです。

これが弾きたいという情熱や憧れは
思いがけないパワーを生み出します。

なんとなく、これが好き、魅かれるというのは
感性を磨く
とてもたいせつな練習だと思うのです。

自分が何を表現したがっているのか?

自分の心の中に
いま、どんなものがあるのか?

そんなことを発見して
見つめていってくれたらなあと、思っています。