2012年7月11日水曜日

本番ではただゴールを目指す

ホールでの本番を控えた生徒さんとレッスンをしました♪

時間にすると4,5分の演奏だとしても
それにかける準備は入念にしなければなりません。

演奏自体のこともそうですし
普段と違う環境、楽器、洋服、靴・・・
本番は何が起こるかわからないので
本番通りに全てを試しておくと良いと思います。

もし、譜面を見て演奏するとしたら
ペラペラな紙のままにはせずに
出来たら黒の色画用紙を台紙として付けておくと
ピアノの色と同化して見た目も気にならないです。

空調の風などで、演奏中に譜面台から落ちてしまうという
アクシデントも実際あるようです。

クリアファイルなどに、譜面を入れて見る場合も
ステージのスポットライトがかなり明るいので
光が反射して譜面が見づらくなってしまうので
避けたほうが良いと思います。

当日、袖のある服を着るときも
ピアノを弾く時に邪魔になる場合もよくあるので
試された方がよいです。

ペダルを踏む場合は靴も重要になってきます。
女性の方だと、ヒールの高さ、つま先があまり長い靴は
ペダルに乗せにくいと思います。

靴の底が滑りやすいとペダルが踏みにくかったりするので
この辺もチェックされるといいと思います。

わたしは大学の実技試験の時に
靴底の音がペダルを踏むたびに
パンパン!!鳴ってしまい・・・
「良い革靴だったんじゃないの?」
と先生に嫌味を言われてしまいました^^;

このような音ももちろん、演奏を邪魔してしまうので
出来る限り気をつけたほうが良いですね^^

演奏のほうですが・・・
本番の日のために練習を重ね
指も慣れて
もう、大丈夫!!と思っていても
なかなか、予定通りにいきにくいのが本番です。

やるだけのことをやったら、本番ではとにかく
「ただ、ゴールを目指すこと」
を目標にされるとよいと思います。

普段は間違えたことがないところでも
ミスをしてしまう・・・
というのが本番です。

何があっても、どんな状態にあっても
ミスはすぐ忘れ
あとに弾く難しい部分の心配をしないで
ただただ、集中して最後までたどり着くように
あきらめないで先に進むこと。。
それしかないかなあと思います。

そして最後までしっかりと弾けたら
ご自分のことや、指、からだのことを
ちゃんと、誉めてあげてくださいね^^