2012年11月26日月曜日

かじかむ手

いよいよ冬到来というこの頃ですが
ピアノ弾きにとっては、指が冷たくなり動きづらくなるので
厳しい季節でもあります。

受験は冬真っ只中の2月にあるんですよね~
受験生のみなさんも、本当に大変です。
実技試験を廊下で待っている間も、
とても寒いし~緊張する。。。

年中、手があたたかい方も居ると思うのですが
わたしはすぐに手が冷たくなってしまう方です。
女性の方は多いと思います。

あんなに練習して弾けるようになったフレーズが
指が冷たくなるだけで
途端に弾けなくなるので、
本番前だと、手を温めるのに必死ですね。

あたたかい身体を目指していくことが根本解決ですが
緊張して冷たくなることもあるので
気持ちをリラックスさせることと・・・

物理的には

ホカロンで温める。
(ホカロンは素晴らしい発明ですよね~いつもお世話になってます^^)

座って待っている時は、自分のお尻の下に手を入れて温める。

これが、意外といけます!
あ~ホカロン忘れた~という時にぜひ!

本番前の舞台袖には
色々な人が居て面白いのですが・・・(自分を含めて)

じっと待つ人

体操している人

べらべら話している人(←わたしです。)

小さなノートパソコンで映画を観ている人!!
もいらっしゃいました。

集中されるためにそうしているのだと
察しのいい方はすぐに分かるはずなのに
「?」と思うと、すぐに聞きたくなるので
「何をしているんですか?」と話しかけてしまいました^^;

すみません。。。

話がそれましたが・・・

深呼吸をして、心を落ち着かせながら
身体の力を抜いていくと
体の中のめぐりも良くなって
指先も固まらなくなるような気がします。

指先・手だけ、というよりも
全体をほぐしていくといいのかもしれません。

となると、やっぱり、、
本番前は、体操が1番いいのかな?
ちょっと、恥ずかしいけど。

今度、やってみます!

2012年11月9日金曜日

奥深いレガート

legato(レガート)とは、なめらかにという意味の音楽用語
音楽表現の基本として、レガートは欠かせないのですが、
ピアノという打楽器では、表現が難しいのです。

先日、生徒さんとのレッスンで
音と音の間を感じること、打鍵と打鍵の間をやわらかく繋げていくことなどを
一緒に練習していきました。

少し気をつけただけで、明らかに音が変化するので
「すごいですねー」と感心されていました。

ピアノは音がすぐ鳴ってしまうので
鳴ったらそれで満足してしまうことが多いのですけど

特に楽譜を見ながら弾いていくと
黒く塗られている音符の部分が強調して見えてしまい
音と音の間は意識しずらいのです。

視覚的に入ってくるものは、インパクトがあるので
弾いていく際も、しらずしらずのうちに影響されてしまうことも
あると思います。

わたしが宇治田先生に受けているピアノレッスンで
やっぱり、レガートのお話になりました。

音を捉える瞬間、捉え方が速くなっていました。
じんわりと、隙間を埋めていくように弾いていくこと

先生がおっしゃった言葉が
「音を通り過ぎるように弾いていく」

ハァ~それを聴いた時、すごくイメージが掴めました。
しかし、なんて素敵な表現なんでしょう。。。

手の形、指、手首の動かし方など、
動きで覚えることも大切だと思うのですが

こうして言葉にして頂くと、出てくる音のイメージと共に弾くことができます。

レガートは音と音の間だけでなく
音を弾く瞬間にも、存在していること

そんなことを学べた深いレッスンでした。

ピアノを弾いていく限りは、レガートについては
ずっと課題になるのだろうな~と思いますが

風がさ~っと吹くようにほんとうに自然に流れるように弾けたら
素敵だなぁと憧れます。