2012年6月23日土曜日

アラルガンドは春日!?

音楽用語で「allargando(アラルガンド)」という用語があります。
意味は、幅広くゆるやかに、とか、だんだん遅くしながらだんだん強く
というものです。

生徒さんのレッスンで、この記号の説明をしていました。

わたしがメロディをドレミで
だんだん声を大きくちょっと、大げさにゆっくりとうたったら

「春日みたいだね!」
ハッ?カスガって何だろう???

「オードリーの春日ってさ、出てくる時に
ゆっくりえばりながら、 春日です!  っていうじゃん」

と胸を張りながら腕を横に引くようにして歩いて
その様子を再現してくれました。

なるほど~まるで王様がうやうやしく出て来て威圧するような様子は
本当に、アラルガンドのイメージにピッタリ!!です。

子供の想像力はスゴイものです。
まさか、音楽用語をお笑いに例えるとは・・・
発想が素晴らしい!

そして、同じ曲の中に
スタッカートで軽やかな部分がありました。
「春日」で盛り上がったわたしたちは

「あ~もしかしてここは!」と
同時にピン!ときて
もちろん、「どーもどーも!」と
軽やかに出てくる若林さんのものまねもしてくれて

この曲は、オードリーの二人がいたね~と
思わぬ発見に楽しくレッスンできました♪

音楽表現は、演奏する人が
どう感じているのか?が重要なので
指先だけでなく

やはり、イメージが出来るのと出来ないでは
格段に違ってしまうのですよね。

自分で表現を明確に捉えてくれた生徒さんは
イキイキと演奏してくださり、
とっても楽しそうでした。

イメージも、外から押し付けられるものではなく
自分の中から、湧き出てくるもの
自分の感覚とピッタリくるものだと
うまく消化し、音にのせやすいと思います。

生徒さんの中から出てくる
無限のイメージの宝庫は
いつもわたしを驚かせ楽しませてくれます。

2012年6月12日火曜日

「連弾の会」ありがとうございました。

日曜日、無事に「連弾の会」が終了いたしました。
天気予報では、午後から雨。。。
バッチリ、開催時間と被ってしまうのかしら~
と思っていたのですが、

朝からとても良いお天気で
会場にいらっしゃる生徒さんは皆一様に
「アツイ!アツイ!」と
(坂道ご苦労様でした。)

「連弾の会」は
普通、ピアノはソロで弾くことが多いので
アンサンブルの楽しさや、難しさを
皆さんにも経験して欲しい、と思い企画しました。

殆どの方が、連弾に初挑戦されて
ソロとはまた違うピアノの可能性を
感じて頂けたのではないかな~と思いました。

親子で連弾していただいた生徒さんもいて
ご家族ならではの、あたたかい音楽が流れていました。

見ているわたしたちもホッとするような安心感と
いいなーステキだなぁ~とうらやましい気持ち。

小さな会ではありましたが、
観客の方には、「聴き応えがあった」とおっしゃっていただけて
曲目もバラエティにとんでいて、楽しかったです。

今回は生徒さんの演奏を聴いていて
とても嬉しくなることがありました。

みなさん、音を大切に、音楽を大事にとの思いで
ピアノに向き合い、演奏してくださったことです。

沢山の人の前で弾くという、緊張状態にありながら
真摯にピアノで表現しようと思っていてくれたこと。

少しずつ、少しずつ、伝えたいと思ってきたことが
伝わっていっているのかな~と
じんわりとした実感がありました。

いままで、たくさんの発表会を経験してきましたが
大きなホールでもなく、スポットライトがある舞台でもないのに

心の中で、小さく「ヤッタ!!」とガッツポーズをしたくなるような・・・
何か大切なものを得られたような、そんな会でした。

観客の方たちとの距離も近かったことも原因かもしれません。

皆が同じ空間で、耳を傾け、応援してくださり
あたたかい拍手をくださったこと

それも、音楽の一部となったのでしょうね。

閉会後は、後片付けなども
みなさんが自らどんどんしてくださり
アレヨアレヨ・・・という間に、さっぱりと片付けられてしまいました。

本当にありがとうございました。

朝、早くからお手伝いいただいたスタッフのみなさまや
会場のオーナー様、ありがとうございました。

全てが滞りなく、かつ、あたたかいお気持ちに支えられた会でした。

また、新たな気持ちで、進んでいきます!

2012年6月7日木曜日

あと3日!!

今度の日曜日に、「連弾の会」を
東横線菊名駅近くのギャラリー&スペース弥平さんを
お借りして行います。

先日、連弾の合わせと下見も兼ねて
お邪魔させて、いただきました。

3年程まえにも使わせて頂いたのですが、
駅から坂ではあるものの(横浜はしょうがないですね~)
5分位の閑静な住宅街にあります。

お名前にもなっているとおり、
弥平さんのご自宅を改造して
ギャラリーやミニコンサートとして利用できるように
みなさんに開放されています。

床の板張りも素敵で、グランドピアノもあり
大きな窓から見える美しい緑に癒されます。

ピアノはアポロという名前の
東洋ピアノという日本の会社が作っているもので
手工ピアノを目指して、1台1台丁寧に作っているものだそうです。

なかなか、他では弾けないので
また、それも楽しみです。

弥平さんとお話するのも
わたしはいつも楽しみにしています。

以前、ピアノとは別の用事でお伺いした時に
珍しいピアノに興味津々だったわたしに

「ちょっと1曲弾いてよ。」と言ってくださり
ずうずうしく弾かせて頂いたことがありました♪

この前、お伺いした時も、わたしが菊名駅から15分くらいの
奥まった山の上の自宅から来てるのを心配されて

「バスはいかないでしょ?どうやってくるの?」と
お気遣いいただきました^^(もちろん、徒歩です!)

うちは、菊名が最寄駅ですが
皆が、「えっ?ここ菊名!?」
と言いたくなるような、自然いっぱいの山の上にあるのです。

近くには、市民の森もあり
朝はうぐいすの鳴き声が盛んで
夜、庭には、この間はイタチが出没いたしました^^;

そのかわり、登山の毎日です。

話がそれてしまいましたが・・・

弥平さんが、書で書いてくださる会のタイトルが
とても味があって、素敵なんです。

今回も期待していいのかな~

発表会まで、あと少し、雑用やら、段取りやら、自分の練習やら、
ありますが、

当日は、思いっきり素敵な空間で、会を楽しんじゃおう!!
と思っています。