一年間、ピアノのレッスンが続いたらピアノを買ってくれるとの約束を両親は守ってくれ
小学3年生の時に、その茶色のピアノは家に来ました。
当時は黒の塗装のピアノが主流で
「何で茶色なの?」と子供心に思いました。
両親は居間に置いてもインテリア調で良いと思い,
選んだようです。
黒いピアノの方が、重厚でかっこいい気がして
最初は馴染めませんでしたが
皆に「珍しいね、素敵だね!」と言われているうちに、
「わたしのピアノ」になっていきました。
グランドピアノが来たときに、貰ってくださる方がいて、
嫁いでいきましたが、
昔のピアノならではの贅沢な木の使い方で
自然な木目が美しかったです。
机代わりに使ったり、いつも私の側に居てくれました。
茶色のピアノが、両親の想いが、
私のピアノ生活の出発地点だったんだな~と思います。