2012年12月8日土曜日

不純な動機

ピアノを専門に勉強したいと思ったのは
小学生の高学年くらいからでした。
早いですね~とよく言われますが
かなり、不純な動機でした^^

父の年の離れたいとこに音大生のお姉さんがいて
その方が、とてもきれいで優しくてピアノが上手で~
憧れていました。

音大に行けば、お姉さんのようなステキな女性になれるに違いない!
というカン違いからでした^^:

早く進路は決めたものの、そんな動機なので
練習もろくにしないで・・・
甘かったですよね~~
厳しい世界なのに、わかっていませんでした。

音大受験の時に、やっと、目が覚めるのですが(遅すぎますね)
入学してからも、ヒェ~~となりました。
当たり前ですが、皆ピアノが上手い!!
練習室でもくもくと何時間も弾き続ける。

わたしは相変わらずマイペースで、アルバイトもしたりしていましたが
先生にも期待されているような方々は、
かなりの練習をしていたと思います。

振り返ってみれば、ステキな女性になれたかどうかは?だし
ガッツのない音大生でしたが・・・

ピアノから離れてしまうと、空っぽになってしまう感じがして
(そういう時期もありましたが・・・)
やっぱり、大切なもの、一心同体なんだと思います。

有難いことにピアノ講師としてお仕事をさせてもらえ
不純な動機が導いてくれたのかな~?と
勝手に思っています。

今さらですが、ちゃんと授業を聞いていれば良かった・・・とか
色々思いますが
そんなものなのかも知れませんね。

教えながらも学んで~
学びつつ教えて~
自分の変化や年齢を重ねるごとに
新たな見方も広がっていき

1人1人の生徒さんとの出会いがわたし自身の糧となっています。

昨日、久しぶりに大きな地震がありました。
ちょうど、ピアノをポリッシュで磨いていたのですけど・・・
地震が収まった後に、
当たり前が当たり前でないこと、
日常が沢山の幸運の上に成り立っていることなどを
嚙みしめていましたが、

揺れが収まり、、、、ピアノが弾きたいと強烈に思いました。
他にも心躍らすこと素敵なこと楽しいことは、たくさんたくさんあるけれど・・・
わたしはピアノを弾いていたいんだ。と
そんな気持ちが心の奥底から湧きあがってきました。

ピアノに向き合うのも辛い時もたくさんあったけれど
いま、きっと、良い状態で向き合えているのだと思うし、
時間が許されるものならば、ずっと側にいたい音を聴いていたいと
思いました。

弾き始めてかなりの時間が経ったけれど
やっと、ピアノさんが心を開いてくれたのかな?
相思相愛になれるといいんですけど(笑)