楽器屋さんに、勤めていた頃、
売り場の同僚たちも
やっぱり、音楽好きな人が多く
皆で、休みの日にスタジオに入ったりして
遊んでいました。
わたしはコードもわからないのに
ただ、ピアノが弾けるというだけで
動員されました^^;
彼らは本当に自由に楽譜なしで
音楽を楽しんでいて
とてもうらやましかったです。
このことが、きっかけとなり
ジャズピアノを習うことにしました。
この先生に習おう!と決めての最初のレッスン
たぶん、とっても緊張してたと思います。
ピアノの椅子に座ったのですが
「立って」と言われておこなったのが
ジャズ独特のアフタービートの取り方のレッスンでした。
少し足を開いて立ち、左手を腰に当てて
右足でカウントを取りながら
右手の親指と中指で指を鳴らす・・・アフタービートを取るのです。
右足と指パッチンがズレる感じが
アフタービートになるのです。
しかも、「腰を揺らして」と言われて^^;
リズムはもうぐにゃぐにゃな感じ。
「これがちゃんと出来ないと、ジャズは出来ないから」
と言われ
はじめは本当に何でこんなことしなくちゃいけないんだろう!?と
恥ずかしい~~と思っていましたが、
レッスンを重ねるうちに
先生がおっしゃっていたことは、本当だったなぁと実感しました。
これがジャズ独特のスウィング感になっていくのです。
ブルージーなジャズピアノの演奏が得意だった先生からは
ねばっこ~いリズムをしつこくしつこく教えて頂きました。
ジャズのフレーズは、本当におしゃべりしているような
感じのものもあって
イントネーションをつけるために
必ずスキャットをうたいながら弾いて!
と言われて
コレも恥ずかしかったです~~
クラシックとは、全然違うレッスンに沢山刺激を受けました。
「あなたが思っているよりも、少し大げさくらいに表現しないと
聴いている人には、伝わらないよ」
と教えてくださったことは
曲を表現する上での、羞恥心のようなものを
とっぱらってくれて
それから、表現することを、楽しめるようになりました。
アドリブはとても難しくて
最後までちんぷんかんぷんでしたが・・・
大勢で演奏する楽しさとか
その場で作り上げる面白さとか・・を
ジャズと先生は教えてくれました♪