ピアノの先生という仕事をしていて
辛いなぁと思う瞬間があります。
初対面の方とお話する時に
自己紹介がてら
「ピアノを教えていて・・・」というと
「あ~わたしも習ってた!ブルグミュラーまでしかいかなかったんだけど・・・」とか
(ブルグまで進めたのはすごいことです。)
「ピアノの先生が怖くて、レッスン日に行きたくなかった。」とか
「親に練習しろしろ言われて、イヤになった。」とか
沢山、習っていた方は居るのに
どうも、あまりいい話は聞かないのです。
かく言う、わたしもピアノレッスンでは
なかなか、楽しかった!という経験は
あまりしてきてないので
とてもよくわかるのですが・・・
その皆のピアノレッスンの辛い思い出を聞くと
少しやるせない気持ちになります。
せっかく、ピアノがあり、習える環境にあるのに
そんな印象だけが、心に残ってしまっている。
生徒さんと楽しくコミュニケーションを取ること
それも、ピアノレッスンを楽しいものにする
足がかりにはなると思うのですが・・・
出来ることなら、レッスン自体を
ワクワクするものにしたい!
毎日、試行錯誤の連続ですが・・・
やっぱり、何かを得た時
達成感を感じた時
小さなことでも、わかった!できた!という感覚を
掴めることが
楽しく充実したレッスンになるのだなぁ~と思います。
そのためには、生徒さんの目線に立って
自分も生徒さんの感覚、気持ちを想像してみること
出来るだけ、シンプルに伝えること
イメージに訴えかけること
そして、必ず、出来るようになると、信じてあげること
そんなことが、大切なのかな~と思います。
そして、一緒に、山を越えた時の喜び!
「すごいことだ」としつこい程、力説して・・・
また、新しい山を登り始める生徒さんを
眩しい気持ちで見つめています。
****この記事を書いていて、ミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」の
「すべての山に登れ」が頭の中に流れてきました♪
曲も大好きですが、歌詞がすばらしいのでシェアします。****
「すべての山に登れ」
すべての山に登りなさい
高いところにも 低いところも
あなたが知っているすべての脇道を
歩いてみなさい
すべての山に登りなさい
すべての小川を渡り
すべての虹を追いかけなさい
夢が叶うまで
夢は与えられるだけの愛を与えて叶うもの
生きている限り毎日いつでも
すべての山に登りなさい
すべての小川を渡り
すべての虹を追いかけなさい
夢が叶うまで
(野村伸昭氏 対訳)